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音を数字で表す周波数
音の名前を表す方法はいろいろあります。
「音名」や「階名」もそのひとつです。
もっと科学的に、数字で音を表すこともあります。
周波数ってなに?
音というのは、空気の振動によって伝わります。
このとき、音が振動する回数が多いほど、高い音になります。
逆に、振動する回数が少ないと、音は低くなります。
「周波数」というのは「1秒間に振動する回数」のことです。
単位をHz(ヘルツ)と言います。
千以上の大きな数値になるとkHz(キロヘルツ)とあらわします。
1kHz=1000Hzです。
周波数は正確に音の高さを表すことができます。
基準にするにはもってこいなのです。
一つ一つの音がどれくらいの周波数なのか?
など、難しいことは覚える必要はありません。
周波数が高くなる⇒音が高くなる
周波数が低くなる⇒音が低くなる
ということだけ知っていれば良いでしょう。
周波数帯域
大まかに、低音・中音・高音と分けた帯域を周波数で表すと
低音 | 500Hz 以下 |
中音 | 500Hz~1KHz |
高音 | 1KHz 以上 |
となります。
もちろん、それぞれの帯域で重なる部分もあります。
また、解釈によっては数値が前後することもあります。
これもまた、厳密に数値を覚えておく必要はありません。
パッと数字を見たときに、何となくそれが低音か中音か判断できる。
それくらいだいたいの数値を覚えておけば良いでしょう。
分かりやすくすると、
帯域 | だいたいの桁 | 代表的なHz表示 |
低域 | 2桁~3桁前半 | 50Hz、100Hz |
中域 | 3桁後半~1桁キロ前半 | 800Hz、1KHz |
広域 | 1桁キロ後半~2桁キロ以上 | 5KHz、100KHz |
となります。
こちらの方がより簡単ですね?
だいたいの数値を覚えておいて「これは低音だ」とか「高音だ」など
判断できるようにしておくと、何かと便利ですよ。
もちろん、こんなことを覚えなくても楽器を演奏することはできます。
大切なのは、次回学習する「基準周波数」です。
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