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音程とは音の距離のこと
今回は「音程」について説明します。
音程は、英語ではInterval(インターバル)と言います。
その名のとおり、2つの音の高さの差や違いのことを示します。
ひとつの音と、もうひとつの音、その2つが、
どれくらい離れているかを示しているんですね。
音の距離を聞いてみよう
「2つの音の距離がどれくらい離れているのか」
これってどういう意味でしょう?
ピアノを例にして考えてみましょう。
例えば、動画のように「ド」から「ミ」の間は、
2音分音程が離れていますね?
(より音楽的に言うと「3度音程が離れている」と言います。
「度数」については、もう少し後のコチラで説明します。)
「音の高さの違い」だと、イメージがしにくいですが、
ピアノの鍵盤上だと、2音分横に移動していますよね?
「この2つの音の間の距離のことを"音程"と呼ぶ」
そう考えるとイメージがつかみやすくなるでしょう。
「音程」という言葉のイメージ
音程という言葉をややこしく感じてしまう理由がひとつあります。
現代では、単にひとつの音の高さや正確性を表すときにも、
この「音程」という言葉が使われているんですね。
例えば「あいつはオンチだから音程が狂っている」
とか言いますよね?
本来は「正確な音と、あなたの出す音には少し距離がある」
といった考え方で言っていたと思うのです。
それがいつしか「音」が狂っていると言うだけで済むのに
「音程」が狂っていると、わざわざ言うようになったのです。
とはいえ、音でも音程でも、どちらでも言っていることは通じます。
あまり深く考えずに「どっちでもいいんだ」と思っていれば良いでしょう。
ケンゾーも、ついそんな使い方をしてしまうこともあるかもしれません。
音程とは、2つの音の高さの差である。
ひとまずは、これだけを覚えておけば良いでしょう。
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