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オクターブは音の1周
みなさんは「オクターブ」という言葉を聞いたことがありますか?
よく「緊張すると声が1オクターブ上がる」なんて言いますよね?
このオクターブというのは、言ってみれば"音の一周分"なのです。
オクターブの範囲
幹音と派生音を合わせた、半音12個分同士の関係を「オクターブ」と言います。
もっと分かりやすく言うと、「ドレミファソラシ」までがひとつのオクターブで、
次の「ド」は、1つ上のオクターブになります。
オクターブを聞いてみよう
では、実際にオクターブの音を弾いてみましょう。
最初にドの音を弾いた後、1つ高いオクターブのドを出してみると、
音の高さは明らかに違うのに、何故か同じ音に聞こえますよね?
どうしてそう聞こえるのか?
その仕組みは後ほどコチラの項で説明します。
2つ上のオクターブを弾いても、下のオクターブを弾いても、
ちゃんと両方とも「ド」の音に聞こえるんです。
こんな風に、オクターブが違っても、ドならド、レならレと
同じ名前の音は同じ音に聞こえるのがオクターブの特徴です。
オクターブの表記
オクターブは、音名の後に数字をつけて、その高さを表すことがあります。
一般的な88鍵のピアノで言うと、真ん中のCの音が「C4」で、
鍵盤が左に行くほど音が低くなるので、数字も小さくなります。
一番低い音は「A0」で、真ん中のドよりも4オクターブ低い「ラ」の音
一番高い音は「C8」で、4オクターブ高い「ド」の音。
普通「ドレミファソラシド」というと、
ピアノの真ん中にあるC4から始まる音が頭に浮かぶと思います。
「"いつもの"ドの音=C4」と考えると覚えやすいですね。
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