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キーが変わると音階が変わる

突然ですが、みなさんはカラオケに行きますか?
そこで、歌いたい曲があるけれども声が高すぎて歌えないときはどうしますか?

 

おそらく、カラオケの機械を操作して、低い声で歌えるようにしますよね?
「キーを下げよう」なんて言ったりしますよね?

 

 

「キー」とか「スケール」とか聞くと、難しいことを学んでいる
ように感じますが、じつは身近にあるものなんですよ。

 

 

キーって何?

キーのことを日本語では「調(ちょう)」と言います。

 

カラオケの話ついでにもうひとつ例え話をしましょう。

 

音痴になってしまったとき「調子っぱずれ」なんていいますよね?
あれは、キー(調)以外の音を出してしまったから変に聞こえるんです。

 

「キー」というのは、音階全体の高さを表します。

 

カラオケで「キーを2段階分上げる」とき、
ひとつの音だけが高くなるわけではありませんよね?
曲中のすべての音が2段階高くなります。

 

つまり「音階が2段階高くなる」ということになるのです。
pic47.gif

 

音階の階段が、まとめて2段分上がるんだとイメージすると分かりやすいですね?

 

 

キーはたくさんあります

実は「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド」というのは、
たくさんあるキーの中のひとつでしかありません。

 

音階が「ド」つまり、Cの音から始まるから、Cのキーといいます。
キーを1音分上げて「レ(D)」から始まると、Dのキーになります。

 

こんな風に、音階の最初の音がキーの名前になります。

 

音名はA~Gまで、7つありましたね?
そして、#もしくは♭を合わせると、全部で12つの音になります。

 

 

さらに、次回詳しく説明しますが、
ひとつのキーには長調と短調という、ふたつの種類があります。

 

つまり、音楽には24種類のキーがあるんです。

長調 C 短調 Cm
C#/D♭ C#m/D♭m
D Dm
D#/E♭ D#m/E♭m
E Em
F Fm
F#/G♭ F#m/G♭m
G Gm
G#/A♭ G#m/A♭m
A Am
A#/B♭ A#m/B♭m
B Bm

 

そう書くと、なんだか覚えるのがすごく大変に感じるかもしれませんが、
実際は、長調と短調の2種類があるだけで、あとは音階が上下するだけです。
ですから、全然難しくなんてないんですよ。

 

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