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スケールを使ってみよう

 

「スケールってなんだか難しいし、覚えるのも大変」
「初心者が知っていても意味がないのでは?」

 

なんて思っている人もいるかもしれません。
たしかに、最初は難しく感じるかもしれません。
初心者が演奏する分には、必要ない知識かもしれません。

 

でも、一度覚えてしまえばあとは簡単です。
それに、スケールを知っておくといろいろと得することがあるんですよ。

 

 

アドリブって何?

スケールを知っていると、作曲などをするときにとても役立ちます。
なにしろ、コードが決まっていればあとはスケールの音を並べるだけで
音楽的なメロディーになるからです。

 

もうひとつスケールが役に立つのが、
"アドリブ"という即興演奏をする場面です。

 

アドリブというのは、前もって作られた楽譜などに頼らずに、
演奏者がその場で自由にメロディーを作り出すことです。

 

このとき、ただ闇雲に音を出してしまったのでは音楽的な演奏にはなりません。
そこで必要になってくるのがスケールの知識なのです。

 

 

スケールはコードの構成音

「スケール」は、そのコードで構成される音を並べたものです。
つまり、コードに合ったスケールなら、どの音を出しても良いのです。

 

例えば、Cのコードが鳴っているときは、
Cのスケール上の音ならばどれを鳴らしても良いのです。

 

具体的に言うと、
「ピアノの白鍵はCメジャー・スケールになっている」
というのは前回話しましたね?

 

つまり、Cメジャー・コードが伴奏で鳴っているときは、
この白鍵のどの音を鳴らしても、音楽的なメロディーになっちゃうんです。

 

実際にやってみましょう。

 

どうですか?
ケンゾーは、右手で適当に白鍵を鳴らしているだけです。
それでもちゃんと、音楽的なメロディーになっていますよね?

 

これが、アドリブです。
どうですか?簡単ですね。

 

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