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協和音と不協和音

「不協和音」って言葉を聞いたことがありますよね?

 

チームやプロジェクトの輪を乱す人がいたり、
物事がうまく行かないときに使ったします。

 

 

この言葉、実は音楽用語から来ているんですよ。

 

 

協和音と不協和音

コードの考えには、協和音と不協和音というものがあります。

 

協和音

協和音とは文字通り、調和がとれている音のこと、
聞いていて心地良いと感じる音の組み合わせです。

 

パッと聞いたときに音楽的に感じることができます。

 

不協和音

不協和音は、聞いていて「何か変だ?」と感じる音の組み合わせです。
あまり音楽的に心地良いとは感じません。

 

音楽的に"緊張感が増す"音の組み合わせだと言うこともできます。

 

 

協・不協の定義

協和音と不協和音の違いは感覚的なものです。

 

一応、定義として「コードの構成外の音」とか、
長2度・短2度の音が最も不協の程度が大きい」とか、
音楽理論的には、いろいろと難しい説明をすることもできます。

 

けれども今はまだそんな難しい理論は考えなくても良いでしょう。

 

初心者のうちはただ単に、感覚的に気持ち良ければ協和音。
不自然に感じたり、緊張感を感じたら不協和音。
とだけ覚えておけば十分です。

 

不協和音は悪い音?

 

「聞いて不快になるなら、不協和音は使ってはいけない悪い音なの?」
そう思うかもしれません。

 

しかし、一概にそうとも言えません。

 

皆さんが音楽を聴いているときに、
ずっと耳障りの良い当たり障りのないメロディーが続いたらどうでしょうか?
飽きてしまいますよね?

 

曲の中で、あえて不協和音を使うことで緊張感を出すこともあります。
そうやって、曲の中に意外性やメリハリを作り出すこともできるのです。

 

 

スケールと不協和音

スケールは「コードの構成音を並べたもの」でしたね?
つまり、スケール外の音を使うと不協和音になるんです。

 

「あえて不協和音を鳴らすことで、緊張感を出すこともある」
ということはつまり、あえてスケール外の音を出すこともあるんです。

 

実際に聞いてみましょう。

 

最初は、いつものCメジャー・コードのスケールだけを弾いています。
続いて、演奏中に時々黒鍵のスケール外の音を弾いています。

 

どうでしょうか?
後半はなんだか不穏な雰囲気が増していますね?
これが不協和音の効果です。

 

バランスとセンス

不協和音が増えすぎると音楽的ではなくなってしまいます。
「1~2小節に1個ぐらいにしておいた方が良い」と言われることもあれば
もっともっとたくさん不協和音を使っている名曲もあります。

 

結局は、不協和音をどう使うかというのは、その時々によって違うのです。
これはもう、言葉で説明することはできません。

 

 

協・不協和音を使うバランス感覚が、
音楽的なセンスに直結しているのです!!

 

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