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拍と拍子の関係
楽譜を見ると、ト音記号などの横に、分数のような数字が書いてあります。
あれを「拍子記号」と言います。
音楽には"拍子"という大きな柱があり、それにそってリズムが作られます。
拍子記号は、その曲をどんな拍子で演奏するかが表されています。
拍ってなに?
拍子というものを説明する前に、"拍"(はく)とは何か?
を理解しておきましょう。
「拍」とは、音楽の流れの中で基本となる、規則的なリズムのことです。
難しく考えることはありません。
音楽を聴きながら、手拍子をしますよね?
あの手拍子一回分が、一拍だと考えれば良いでしょう。
多くの楽曲では、"四分音符"ひとつを一拍とするのが基本です。
「四分音符」が何かは、コチラでやりましたね?
拍子記号の読み方
では、拍子の話に戻りましょう。
楽譜の左端に書いてある分数のような数字。
これは、"拍子記号"と言って、その曲の拍子をあらわしています。
読み方は分数とおなじで、下から上へ「◯分の×拍子」と読みます。
上の例は「4分の4拍子」(よんぶんのよんびょうし)と読みます。
拍子記号の分母(下段の数字)は、拍の基準となる音符をあらわします。
この数字が"4"だったら、"四分音符"が基準になります。
上の数字は、「その音符を何回打つか」をあらわしています。
この数字が"4"だったら「4回打ってひとかたまり」になります。
「ひとかたまり」とは"1小節"のことを言います。
(小節についてはコチラで説明しましたね?)
拍子記号には、1小節のうちに"基準となる音符"を"何回打つか"
が書かれています。
上の画像の「4分の4拍子」では「1小節に四分音符を4回打つ」
ことになります。
これで、拍子記号の読み方もバッチリですね!
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