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セブンス・コードで混乱を防ぐコツ
では今回は、コードを学ぶ上で最初にして最大の障壁となる
"セブンス・コード"の表記について説明していきましょう。
セブンスのコード記号
まず最初に、セブンス・コードの記号をどう書くのか見てみましょう。
・長7度 = M7th(メジャー・セブンス)
・短7度 = 7th(セブンス)
と書くんですね。
「えぇぇっ!?」と思う人もいるかもしれません。
たしかに、ここまでこのサイトを読んで来たならば当然の反応です。
前回でコード名の書き方を学んだ時は、
メジャー・コードには何もつかず、
マイナー・コードのときは「m(マイナー)」の文字がつきました。
同じ「エム」の文字なのに、メジャーになったり、マイナーになったり、
全く真逆の意味になってしまうんですから、混乱してしまいますよね?
ケンゾーも、まだ超初心者だったころ非常に悩みました。
毎回「エム」が出てくる度にイライラさせられました。
でも、しょうがないんです。
こういう風に決まってしまっているので。
これだけは申し訳ないのですが、「こういうもんだ」と思って覚えちゃってください。
その代わりと言ってはなんですが、ひとつだけ裏技を教えちゃいましょう。
おなじ「エム」でも、
・大文字の"M"は"メジャー"
・小文字の"m"は"マイナー"
です!!
これだけ頭に入れておけば、混乱も防げますね?
「エム」が混在する理由は?
なぜ、7thがこんな混乱をまねく書き方になったのかは、よくわかっていません。
実際に使われることが多いのは7th(短7度)の方だから、だとか
減7度の音があるからだ、だとか、いろいろな説があります。
この減7度というのは、短7度よりも、さらに半音ひとつ分下の音です。
記号で書く時は、
dim7(ディミニッシュ・セブンス)
となります。
あまり使われることはない音ですが、これがあるせいで、
dim7(ディミニッシュ・セブンス)→7(セブンス)→M7(メジャー・セブンス)
という呼び方になってしまったのかもしれません。
さらに問題となるのは、この"dim(ディミニッシュ)"という記号の中にも
「m」の文字があることです。
すごい混乱しますよね?
でも、ごめんなさい・・・・しょうがないんです。
「こういうものなんだ」と思って割り切りましょう。
・大文字の"M"は"メジャー"=長7度
・小文字の"m"は"マイナー"=短7度
・"dim"は"ディミニッシュ"=減7度
だと、これだけ覚えておきましょう。
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