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分数コード
コードは普通、1度の音(root)を一番低い音にします。
しかし時には、3度や5度の音が一番低い音になることもあります。
これを分数コードと呼びます。
転回系
コードの構成音を入れ替えて音の並びを変えたものを、
「転回系」とか「転回コード」と言います。
こんな風に、一番下にある音を1オクターブ上げたり、
1番上にある音を1オクターブ下げたりして転回させます。
オン・コード
コードを転回させて、1番下の音がルート以外になったものを
「分数コード」とか「オン・コード」と言います。
楽譜上ではこんな風に記されます。
3種類の書き方が良く使われますが、どれも同じコードです。
書き方がいろいろあるので、混乱しやすいのですが、
1番下になる音が"分母"で、元のコード名が"分子"になる。
これさえ覚えておけば難しくはありません。
/(スラッシュ)で区切る場合は、左側が分子、右側が分母になります。
パソコンなどで分数を表記する時と、同じ形ですね?
「C on E」という形で書かれているときは、
「Eという音にCというコードが乗っていますよ」という意味です。
本当に分数みたいに書くから「分数コード」って言うんですね。
とても簡単ですね。
第1転回系
下の図のように、1度の音を1オクターブ高くすると
3rdの音が一番下になりますね?
こんな風に3rdが分母になったときは「第1転回系」と言います。
Cのコードの第1転回系は、3rdのEが一番下になります。
C/E
と記されます。
第2転回系
さらに、3度の音も1オクターブ高くすると
5度の音が1番下になります。
5thの音が分母になったときは「第2転回系」と言います。
Cの第2転回系では、5thのGが一番下になります。
C/G
という表記になります。
分数コードを聞いてみよう
Cコードを例に、第1転回系と第2転回系の音を聞いてみましょう。
どうですか?
何となくで良いので、響きの違いを意識して聞いてみましょう。
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