【スポンサーリンク】
伴奏とは?
ハーモニーの最後に"伴奏"について触れておきましょう。
伴奏は、音楽の三大要素のひとつ「ハーモニー」の役割を大きく担っています。
メロディーだけでは足りないコードの音を追加して、音楽的な深みを出します。
伴奏とは?
伴奏というのは、楽曲のメインであるメロディーを引き立てて、
より豊かに音楽的な響きを作り出すためのものです。
言葉では分かりにくいですよね?
実際に例を見てみましょう。
この動画では、右手でメロディーを弾いています。
左手ではコードを鳴らしています。
この左手で演奏している部分を、一般に伴奏と言います。
メロディーだけでは響きに奥行きが無く、物足りなく感じてしまいます。
それを補って、引き立てるために鳴らすのが伴奏です。
伴奏は和音で鳴らされることが多いです。
また、リズムもシンプルで規則的なことが多いです。
音楽の土台の部分を担っているのが伴奏で、
その上にメロディーが乗っかっている。
と考えることもできます。
複数で演奏するときは
動画のピアノ演奏では、一人で伴奏とメロディーを鳴らしています。
しかし、一般的に音楽の演奏は複数人で行いますよね?
例えば、テレビの歌謡曲番組を見ていたとします。
画面には、アイドルが映って歌唱していますね?
この歌が、楽曲のメインとなるメロディーです。
でも、テレビから聞こえる音はそれだけではないですよね?
番組によっては、後ろで楽器を演奏している人がいたり、
カラオケで楽器の音だけを出していることもあります。
画面の中央にいるアイドルが、メインのメロディーを担う。
画面にはほとんど写らない音が、伴奏。
大きく分けるとこのように考えることができます。
楽曲のメインとなるメロディー(主旋律と言います)を主役。
伴奏はわき役。
そう考えると分かりやすいですね?
わき役とは言っても、伴奏は音楽の重要な部分を担っている欠かせないものです。
ドラマや映画だって、わき役の人がいなければ成り立ちませんよね?
「縁の下の力持ち」それが伴奏です。
【スポンサーリンク】
伴奏とは?関連ページ
- ハーモニーって何?
- 音楽を構成する要素には、メロディーとリズムがあるというのは最初に話しましたね? そして、音楽の響きをより深く・広くする重要な要素が"ハーモニー"です。 音を重ねてみよう "ハーモニー"
- コードって何?
- ハーモニーの組み合わせを、音楽的に説明したのが"コード理論"です。 今回はその「コード」についてお話ししていきましょう。 コードの意味 コード(chord)は和訳すると「和音」という言
- 3和音のコード
- コードというのは、2つ以上の音を重ねた"和音"のことです。 音楽理論では、3つの音を重ねた「3和音」を基本形と考えます。 まずは、この3和音のつくりを解説していきましょう。 音の重ね方
- 長調と短調のコードの違い
- キーの長調と短調については、というのはココで説明しましたね? 同じように、コードにも長調と短調(メジャー・マイナー)があります。 コードのメジャー・マイナーを決めるのは、簡単にいうと、3rdの音で
- 4和音のコード
- 3和音のコードにもうひとつ音を重ねたのが4和音のコードです。 重ねる音は、何でも良いわけではありません。 ここでもやはり、調和のとれた音を選ぶ必要があります。 7th(セブンス)