リズムに乗って拍子を合わせてみよう
音楽の重要な要素のひとつに「リズム」があります。メロディーに比べると、軽く見られがちですが、音楽を表現するときにはリズムだってとても大事なんです。正確な音程が出ているのに何故か下手に聞こえてしまうのは、リズムが合っていない時なんです。リズムはまた、感情表現にもかかわってくる要素です。音楽をより楽しく演奏するために、リズムのことをもっと良く知っておきましょう!
楽曲のムードや雰囲気を決定する重要な要素のひとつに"テンポ"があります。テンポとは「その曲をどれくらいの速さで演奏するか?」をあらわしたものです。いわば、楽曲の演奏スピードのことですね。テンポとはたとえば、等しい時間間隔で刻まれるリズムがあったとします。これを拍節(メトルム:Metrum)と言います。そこで正確な間隔で打たれる規則的な音のひとつひとつを拍(モーラ:mora)と言います。この、拍の打...
前回は、テンポを言葉で表現する速度記号を説明しました。もうひとつ、テンポを表す方法があります。それが、テンポのスピードを数値化して、数字で楽譜に書き込む方法です。テンポを数字で書く方法さっそく具体的な使い方を見てみましょう。「=120」のように直接数字が書いてあります。これは「1分間に1拍を何回打つか?」という意味です。上の例は4分の4拍子なので、1分間に"四分音符"を"120回"打ちます。この数...
リズムは、曲の雰囲気に影響する重要な要素です。同じメロディーでも、リズムが違うと、全く違う曲に聞こえることもあります。今回は、リズムの違いによる曲調の変化を見ていきましょう。リズムを変えて演奏すると?例えば、こんなメロディーがあったとします。これを、いろいろなリズム(テンポ)で弾いてみましょう。(「リズム」は「テンポ」に支配されます。かなり難しい話になりますので、興味のない人はこの括弧書きの中は読...