キーと調性

カラオケに行ったことがある人はカラオケ機器の「キー」というのを調性したことがあると思います。音の高さを変えて、歌いやすくするアレですね。こんな風にメロディーの音程を変えずに曲全体の音の高さを上げたり下げたりすることを“移調”と言います。言葉にすると難しく感じますが、実は誰もが一度はやったことのあることなんです。ここでは、「キー」や調性(ちょうせい)について学習して行きましょう。大丈夫、「カラオケ」の例と同じように、簡単なことなんですよ。

 

キーと調性記事一覧

みなさんが耳にする音楽は、基本的に7つのから出来ています。おなじみの「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ」ですね。このように、メロディーのもとになる音を並べたものを"音階"といいます。規則正しく並んだ音階音階は、英語で「スケール(scale)」とも言います。定規のことをスケールと言いますよね?音が横に規則正しく並んでいるイメージができると思います。「音階」も音が階段のように並んでいるような言葉ですよね?...

突然ですが、みなさんはカラオケに行きますか?そこで、歌いたい曲があるけれども声が高すぎて歌えないときはどうしますか?おそらく、カラオケの機械を操作して、低い声で歌えるようにしますよね?「キーを下げよう」なんて言ったりしますよね?「キー」とか「スケール」とか聞くと、難しいことを学んでいるように感じますが、じつは身近にあるものなんですよ。キーって何?キーのことを日本語では「調(ちょう)」と言います。カ...

キーには「長調」と「短調」がある。というのは前回言いましたね?でも、長い・短い、だとイメージがつきにくいですね?そんなときは・長調は明るいイメージ・短調は暗いイメージこんな風に考えるとイメージしやすいでしょう。長調と短調を聞いてみよう実際にそれぞれの音を聞いてみましょう。おなじみのCのキーです。どうですか?最初のは、聞き覚えのある「ドレミ~」ですね。それに比べて後半はどうでしょう?似たような音です...

楽譜を見るとたまに、ト音記号やへ音記号の横に、♯や♭がいくつか付いていることがありますよね?楽譜の最初、音部記号の横に書いてある♯や♭のことを"調子記号"と言います。これを見ることで、その曲がどんなキーで作られているのかが分かるんです。調子記号は「調合」と略して呼ぶことも多いです。調性記号(ちょうせいきごう)と呼ばれることもまれにあるようです。調子記号で省略五線譜の五本の線に書ききれない音を表すに...